AWSへEC-CUBE3をインストール : EC-CUBE3

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EC-CUBE3のプラグイン開発で確認用の公開環境をEC2で構築するメモです。

流れ

  1. AWS環境準備
    • VPC
    • EC2
      Amazon Linux AMI 2015.09.1のt2.nanoを利用しています。
  2. Linux初期処理
  3. Apache, PHP, MySQLの環境準備
  4. EC-CUBE3のインストール
  5. Route 53設定

1 AWS環境準備

» AWS VPCでEC2へSSH接続するまで

2 Linuxの準備

セキュリティーソフト導入

下記記事が参考になります。
* Amazon LinuxにClamAVを導入する | Developers.IO
* clamav | インフラ関係のメモ書き

yumのupdate

$ sudo -i
// 今後、sudoを付けなくても管理者権限で実行可能にします。


# yum update

3 Apache, PHP, MySQLの環境

Apache, PHP, MySQLのインストール。

# yum install httpd24 php55 mysql-server

上記に加え下記PHPパッケージをインストールしました12

php55-mbstring.x86_64
php55-pdo.x86_64
php55-mysqlnd.x86_64
php55-pecl-apc.x86_64
php55-devel.x86_64
php55-pecl-xdebug.x86_64
php55-mcrypt.x86_64

(インストール例)
# yum install php55-mbstring.x86_64 php55-pdo.x86_64 php55-mysqlnd.x86_64 php55-pecl-apc.x86_64 php55-devel.x86_64 php55-pecl-xdebug.x86_64 php55-mcrypt.x86_64

Apache, PHP, MySQLの設定は下記記事を参考にしました。
» AWSのEC2に基本的なLAMP環境を作ってみる(2) – Qiita

EC-CUBE用データベース準備

// yumインストール直後に実行
# service mysqld start 
// セキュリティー設定(rootユーザーのパスワード設定など
# /usr/bin/mysql_secure_installation
// EC-CUBE3用ユーザー作成
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO <username> IDENTIFIED BY '<password>';
mysql> CREATE DATABASE <databasename>;

httpd.confファイルでhtaccessの利用を許可します(/etc/httpd/conf/httpd.conf)。
(ドキュメントルートが/var/www/htmlの例)

<Directory "/var/www/html">
…..
;AllowOverride None  <-- コメントアウト
AllowOverride All    <-- 追加
…..
</Directory>

EC-CUBE3インストール

ソース配置 – ダウンロード版 –

正式に公開するサイトはダウンロード版を使います。

公式サイト(https://www.ec-cube.net/)からダウンロードしSFTPでEC2へアップロードします。
FTPクライアントはFileZillaを使います。
FileZillaの設定は下記記事で詳しく説明されています。

»【FileZilla設定方法は下記サイトを参考にして設定 WordPress】素人でも出来た!AWS EC2へのサーバー移行方法7 旧データをアップロード | 男子風呂(ぐ)

インストール3

上記でドキュメントルートのinstall.phpへアクセスするとインストールが始まります。
下記記事で詳しく説明されています。

» 最新版「EC-CUBE3」のインストール手順とエラー回避 | 大阪のWEB制作会社 フレイバーズ

とくにapp/logのパーミッションを777にしないとインストーラーが表示されないことに注意が必要です。

ソース配置 GitHub 開発版

開発環境ではGitHubからクローンして使うこともできます。

$ yum install git

今回はクローンでSSHを使わずhttpsを使います。
(公開ディレクトリは/var/www/htmlを前提としています。)

$ cd /var
$ git clone https://github.com/EC-CUBE/ec-cube.git

// /var/ec-cubeの中身をwwwディレクトリへコピーします。
$ cp -Rp ec-cube/. www

https://github.com/EC-CUBE/ec-cubeのREADMEにあるようにeccube_install.shの該当個所を適宜変更しスクリプトを実行します。

$ cd /var/www
$ sh eccube_install.sh mysql

コンフィグの設定

今回

$ cd /var/www/app/config/eccube
// パスの調整
$ vi path.yml

install.phpへアクセスしてインストールを行います。
インストール後はinstall.phpを削除します。

Route 53

Create Hosted zoneでゾーンを作成しAレコードを設定

Aレコード設定

(設定例)

IP xxx.xxx.xxx.xxx
ドメイン example.com

  • wwwなし => Aレコードでexample.comへxxx.xxx.xxx.xxxを設定。
  • wwwあり => AレコードでAliasでYesを選びAlias targetでexample.comを選択。

ドメイン管理会社のNS設定

ドメイン管理会社のNSへRoute 53のNSを設定します。

Appendix

PHPの実行ユーザーを調べる

# php -r "echo exec('whoami');"

» apache – How to check what user php is running as? – Stack Overflow


  1. yum listで利用できるパッケージ一覧を表示できます。 

  2. インストール済みのパッケージはyum list installedで確認できます。 

  3. デフォルトはPHPの実行ユーザーはapacheになります。 

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