ダイアルアップ接続は減少していますが,本記事ではダイアルアップ接続の覚書を書いています。本記事ではWindows2000を前提としています。
設定の流れ
ダイアルアップ接続の大きな流れを説明しています。
- STEP1: モデムの設定
- 多くのパソコンはダイアルアップ用のモデムを内臓しています。モデムが内臓されたパソコンでは特別な設定は必要ありません。
- STEP2: ダイアルアップ接続の設定
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[ネットワーク接続ウィザード]※1でインターネット·接続·プロバイダー※2(以下ISP)からの情報を基に設定を行います。ISP
インターネットに接続に限れば,必要な情報は「ユーザー名(ユーザーID)」,パスワード(ログインパスワード),「インターネット·接続·プロバイダーの接続ポイント用電話番号」の3点だけです。
ダイアルアップ接続の設定を行うとISPを経由してインターネットへ接続できるようになります。
この時点でインターネットが利用可能になります。インターネットのみを利用する場合は,次のステップは必要ありません。
- STEP3: 電子メールの設定
- ネットワーク接続ウィザードはダイアルアップ接続の設定に引き続き電子メールの設定を行うことができます。同様の設定は,Outlook Expressの[ツール]→[アカウント]→[追加]→[メール]からも設定できます※3。
- STEP4: ネットニュースの設定
- ネットニュースを購読する場合は,Outlook Expressの[ツール]→[アカウント]→[追加]→[ニュース]で設定します。
※1:[ネットワークとダイアルアップ接続]→[新しい接続]
※2:代表的なインターネット·接続·プロバイダーにSo-net,nifty,BIGLOGEなどがあります。
必要情報
インターネット·接続·プロバイダー(以下ISP)から送られてくるダイアルアップ接続に必要な情報は次のようなものです。送られてくる情報にはISPにより若干異なる場合があります。
送付情報
- ネットワーク接続情報
- ユーザーID(ログインID)
- パスワード(ログインパスワード
- メール情報
- POPサーバ
- SMTPサーバ
- メールアカウント
- メールパスワード
- メールアドレス
- DNSサーバアドレス(ネームサーバアドレス)
- ニュースサーバ
送付情報の注意点
- ネットワーク接続情報は,ISPを経由してインターネットへダイアルアップ接続するためにネットワーク接続ウィザードの前半部分で使用する情報です。
- ネットワーク接続ウィザードでは,引き続き後半部分でメールの設定を行うこともできます。この設定で必要になる情報がメール情報です。メールの設定はネットワーク接続ウィザードで行わなくても後からOutlook Expressの[ツール]→[アカウント]→[追加]→[メール]で設定することもできます。
- ISPによっては,ログオンパスワードとメールパスワードは同じ場合があります。
- ISPによっては,POPサーバとSMTPサーバは同じアドレスの場合があります。
- ISPによってはDNSサーバアドレス(ネームサーバアドレス)情報は自動で設定されます。
- ニュースサーバはネットニュースを利用するときに必要になります。Outlook Expressの[ツール]→[アカウント]→[追加]→[ニュース]で設定します。