Web標準と前方互換性、後方互換性についてまとめ。
CSSはブラウザによって実装の程度や正確さが異なります。CSSの実装の程度によりブラウザをモダンブラウザとそれ以前のブラウザに分けることができます。
多くの場合、IE7,IE6,Mac IE5,Mozilla,Firefox,Netscape6/7/8,Opera7/8,Safariをモダンブラウザと呼びます。
モダンブラウザはWeb標準をかなりの程度サポートしたブラウザです。また今後リリースされるブラウザは、よりWeb標準に準拠したブラウザとなることが予想されます。Web標準に沿ってXHTMLとCSSで作成したページは、モダンブラウザでそれなりに正確に表示され、今後リリースされるブラウザでは、より正確に表示されることが予想されます。そのためWeb標準に沿った正しいXHTMLとCSSで記述されたページは、前方互換性が確保されています。
前方互換性があるとはそのXHTML文書が将来リリースされるブラウザでも正しく表示されることを指します。
一方、モダンブラウザ以前のブラウザではCSSのサポートの程度が低いかまたは殆どサポートされていません。それらのブラウザは、Web標準に沿って正しいXHTMLとCSSで記述された文書を正確に表示できない場合があります。つまりWeb標準に準拠したページは後方互換性に問題があります。
上述の後方互換性の問題の多くは、モダンブラウザではないブラウザのCSS実装不備から発生します。その対策として、一般にCSSハックと呼ばれる方法が取られます。
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