DHCPのメモ

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DHCPのメモ。

DHCP

DCHPとは

IPアドレスの設定を自動化したり、配布するIPアドレスの一括管理を行うためにDHCP(Dynamic HOst Configuration Protocol)が利用されます。

マスタリングTCP/IP p156

DHCPの特徴

  • DHCPはアプリケーション層のプロトコル
  • DHCPサーバとDHCPクライアントで構成される
  • 多くのルーターやL3スイッチがDHCPサーバ機能を持つ
    • ルータやL3スイッチはDHCPサーバ機能の他にホストとして稼働するDHCPサーバの情報をリレーするリレーエージェントとしての機能も持つ
  • 家庭のネットワーク環境では、DHCPサーバはISPが提供している場合が多い
  • モバイルWI-FIルータはDHCPサーバ機能を備えているものが多い

※ DHCPはアプリケーション層のプロトコルであり、ルータなどに同居している場合が多く、Gatewayのように必ず固有IPが割り当てられるわけではない。

冗長性

複数のDHCPサーバを稼働することが推奨される。
複数のDHCPサーバを稼働しても不整合が起こらないように以下の手順を実行することが推奨される。

  • DHCPサーバ:IPアドレスを配布する前にICMPエコーを送信して応答がないことを確認(つまり配布予定のIPがまだ使われていないことを保証)
  • DHCPクライアント:配布されたIPアドレスに対してARP要求して応答がないことを確認(応答があれば配布されたIPが使用されていることになる)

AWSのDHCP

VPCは標準でDHCPサーバ機能を提供している。

IPアドレス以外にも、VPCのDHCP機能によりDNSサーバーやNTPサーバーの情報が配布されます。配布される情報は「DHCPオプションセット」により構成されます。

— AWS認定 高度なネットワーキング – 専門知識 p38

上記のようにVPCの提供するDHCPはIPアドレス以外にもVPC内のホストに以下の内容を配布できる。

  • DNSサーバのIPアドレス: デフォルトはRoute 53 Resolver(Amazon Provided DNS)が指定される
  • カスタムドメイン名:DNSドメイン名を指定できる
  • NTPサーバのIPアドレス:デフォルトは指定なし
  • NetBIOSネームサーバーのIPアドレス:デフォルトは指定なし
  • NetBIOSノードタイプ:デフォルトは指定なし

Amazon Route 53についてはVPCのDNSについてのメモを参照。

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