著作権について

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「無料の○○○を×××個ダウンロードできるサイト」という記事が良くある。大変便利で役に立つ。ただ無料ダウンロード可能な場合でも注意すべき点がある。

商用サイトで素材を利用ためにネットで配布されている素材の著作権について色々調べている途中での覚書をまとめる。誤りが多分にあると思います(逆にそれを指摘して頂けると嬉しいです)。

大原則:著作権は自然に発生し、放棄などの明示がない限り無断で利用することはできない

「無料の○○○を×××個ダウンロードできるサイト」の場合について考えてみる。

  • 著作権放棄が明示的に示されている ・・・ パブリックドメインなどと言われ、著作権表示なしで利用することができる.。
  • 商用サイトでも利用可能 ・・・ 大きく下記のタイプがよくある。
    • 著作権者表示義務 ・・・ クレジットを表示する場合のみ利用してよい。
    • リンク義務 ・・・ 配布サイトなどへリンクする場合のみ利用してよい。
    • 著作権表示義務なし ・・・ 商用利用が可能であることが明示されておりかつリンクやクレジット表記の必要がない場合(この場合も著作が放棄されているわけではない)。この条件に当てはまるものは案外少ない。
  • 3. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)が表示されている・・・その規則に従う。
    クリエイティブ・コモンズはどの権利を付与する場合でも著作者の表示は最低限必要である。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)で、長らく疑問に思っていたことがある。クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)では著作権者表示しないで利用できる権利を明示的に表すためのライセンス形態はあるのかということ。結論は"無い"。クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)は著作権者の表示が大前提にあり、そのうえで利用形態を明示するためのライセンスである。

著作権者の表示をしないで利用できると判断できるのは、サイトに「その旨が明示的に表示されている」場合のみであり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)が表示されている時点でどライセンスの種類に関わらず著作者の表示は最低限行う必要がある。

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