DOCTYPEスイッチの覚書。
IE6,IE7やFirefoxなどのモダンブラウザ※1はDOCTYPEをチェックして標準(Standards)モードと後方互換性のある互換(Quirks)モードを切り替えます※2。つまりモダンブラウザはDOCTYPEの有無で、厳密な仕様に準拠したレンダリングを行うか後方互換性を確保したレンダリングを行うのかを切り替えてます。DOCTYPEをチェックしてレンダリングモードを変更することをDOCTYPEスイッチと言います。
※1:モダンブラウザとは、Win版IE6,Mac版IE5,Geckoブラウザ(Netscape6以降,Mozilla1.0以降),Opera7以降などCSSへの準拠がある程度の基準で満たされているブラウザの総称です。
※2:Geckoブラウザ(Netscape7以降,Mozilla1.01以降)はIEの互換モードと同様の見栄えの準互換モードがあります。
各ブラウザのDOCTYPEスイッチについては下記のサイトが詳しく説明をされています。
»IE7対応DOCTYPEスイッチモード一覧
(1)XHTML 1.0,1.1/HTML 4.1 の完璧なDOCTYPEが記入されたページはモダンブラウザに標準モードでレンダリングされます※1。
(2)不完全なDOCTYPEやDOCTYPEの記入がないページは、モダンブラウザに互換モードでレンダリングされます※2。
※1:IE6はxml宣言を記述すると完璧なDOCTYPEが記述されていても互換モードでレンダリングする不具合があります。
※2:DOCTYPEにHTML 4.0を記述したページは、完璧なDOCTYPEでも互換モードでレンダリングされます。
(1) 完璧なXHTML 1.0または1.1 DOCTYPEはIEで仕様に準拠したブラウザ(Win版IE6以降,Mac版IE5以降)と初期Geckoブラウザ(Netscape6,Mozilla1.0)で標準モードになります。
(2) 完璧で厳密(Strict)なXHTML DOCTYPEも前述のブラウザで同じ効果を持ちます。また、後発のGeckoブラウザでも同様です(Netscape7,Mozilla1.01以降)。
(3) 完璧なXHTML 1.0 Transitional,Frameset DOCTYPEは後発Geckoブラウザでは準標準モードになります。
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